気血の不足からくる生理痛
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
多くの女性を悩ませる生理痛。
鎮痛剤で何とかやり過ごしている人も多いですよね。
漢方や中医学でも生理痛は古来より研究がされていて、その原因によっても対処方法が異なります。
今回は生理痛の中でも【気血が不足しているタイプ】の特徴を皆さんで確認していきましょう。
気血不足からくる生理痛【不栄則痛】
気血不足とは気(心や体を動かすエネルギーのようなもの)と血(体や心に栄養や潤いを与えるようなもの)が不足している状態です。
過度なダイエットや胃腸虚弱、過労など気血不足になる原因は様々あります。
このようないわゆる虚弱状態になると生理痛を引き起こす原因になると考えています。
気血不足の特徴は
・痛みの程度はさほど強くない
・めまいや立ち眩みが起きる
・倦怠感がある
・顔色が悪い
・声が小さい
・不安や不眠になりやすい
などの特徴があります。
特に痛み方がそれほど強くないため『生理痛はあるけど、痛み止めを飲むほどじゃない』と気に留めていない人も多いです。
しかし、上記のような症状がある場合は体からの【気血不足サイン】です。
決して見落とさないようにしましょう。
気血不足を改善するには気血を補うような漢方薬が良いでしょう。
代表的なものには婦宝当帰膠や帰脾湯などがありますが、体質や状況によって使用される漢方薬は様々です。
服用の際は必ずご相談の上、服用してくださいね。
まとめ
生理痛は体質や状況によって原因も異なります。
そのため、改善方法も人によって異なるものです。
【生理痛には○○っていう漢方薬が効く】という考え方ではなく、自分の体質ならどの漢方薬が良いのか?を意識してくださいね。