春の焦燥感・メンタル不安にまずできる事

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

まだ1月だというのに日差しはどこか春らしく、車の中にいると暖房を必要としない日も増えてきました。
気が付けば来週月曜日は【立春】。
春はもうすぐそこまで来ています。

さて、春は1年の中でもメンタルトラブルが多い季節です。
【春先は気をつけろ】
【季節の変わり目は変な人が出る】
なんて言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

なぜ春になるとメンタルトラブルが増えるのかというと、陰陽学的に秋冬と続いた陰の状態から、春夏という陽の季節への転換点だからです。

【陽】には上昇・軽い・発散・明るい・外向き・火などの特徴があります。
春になると何となく気持ちが高揚してきて、
・趣味を始めてみようかな!
・ダイエットに挑戦してみようかな!
・今年こそは○○を達成してみよう!
など、ワクワクとしてくる人も多いと思います。

しかし、その高揚感がかえってマイナスに働くこともあります。
・春になるとイライラする
・春になると心が落ち着かない…
・冷静さを失って、衝動的になる
なんて人も多いわけです。

そのようなメンタルトラブルが多い春を乗り越えるためにはストレスをなるべく避ける・発散するが大切です。
しかし、ストレスを【避ける】はそうそう簡単にできるものではありません。
仕事や学校など【逃げる・避ける】が難しい状況に身を置いている人も多いでしょう。

であれば、ストレスを【発散する】を意識的に行ってほしいと思います。

その一つが…

車中で独り言

です。

漢方では過剰なストレスを感じると気(体や心を動かすエネルギー)の流れが悪くなり、頭に上昇してくると考えています。
そのため、
・息苦しさ
・頭痛
・目つきが鋭い
・焦燥感
・怒りっぽくなる
などの症状が表れやすくなります。

これは頭に過剰なエネルギーが溜まっているからです。

であれば、そのエネルギーが留まり続けないように外に放出することが大切です。

誰かに話を聞いてもらう

というのも一つの手ではありますが、聞き手が心良く聞いてくれる保障もないし、相手の時間を奪ってしまう事にもなります。

そこで、簡単に誰にも迷惑をかけない方法が【独り言】なのです。

頭部に溜まったエネルギーを【話す】というやり方で外に逃がすことが出来ます。

もちろん、独り言ではなく【歌う】でもOK!

とにかく感情や思いを留めておかず、外に吐き出すことが大切です。

まとめ

春は頭に血が昇りやすくイライラ・焦り・怒りが出やすくなります。
爆発してトラブルになる前に、そのエネルギーを外に逃がすことが大切です。
春に向けて【独り言】を試してみてくださいね!

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。