冬は恐れの感情を生みやすい

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

最近はありがたいことに予約も埋まり気味で、さらには講演会の準備なども重なり日々忙しい毎日を過ごさせていただいています。
気が付けば、ブログも1週間ぶり(;^ω^)
毎日書こうと思っていたのに、これではダメですね(笑)

さて、そんな忙しい日々を過ごしていると季節の変化に体も心も追いつかないときがあります。
週末の最低気温は0℃ということで、冬らしい日々がもうすぐそこまで来ています。
漢方や中医学において冬という季節は五志の中の【恐】が出やすいと考えています。

冬がメンタルに及ぼす影響を見ていきましょう。

冬は陰のピーク

陰陽学説において春夏秋冬は以下のように分けられます。
春夏→陽
秋冬→陰

特に夏は陽のピークであり、冬は陰のピークになります。

陰は、暗い、寒い、静、重い、下降などの特徴があり、それがメンタルに影響すると
・何となく気が重い
・朝起きるのが億劫
・家でじっとしていたい
・なんとなく恐い

という事が起こりやすくなります。

これをうまいこと利用しているのが【お化け屋敷】です。

想像してみてください。
もしもお化け屋敷が明るくて暖かくて陽気な音楽が流れていたら…。。。

お化けで出てきても全く怖くないですよね。
むしろ笑ってしまうかもしれません(笑)

逆にしっかりと暗く、寒く、重厚な雰囲気にしておくと、何も出てこなくても怖いものです。

【暗くて寒い】

人はそれだけで自然と恐怖心が出てきてしまうのです。

恐怖から心を守るために

冬は暗く寒いため、恐怖心が起こりやすいものです。
それを防ぐためには、日頃から以下の事に注意すると良いでしょう。
・部屋を寒くしない
・暖色の飾りつけや陽気な音楽を流す
・戦争などネガティブなニュースを観ないようにする(ワイドショーなど)
・午前中に屋外で散歩やジョギングをする
・独りにならない
・ネガティブな気持ちがある場合は誰かに話を聞いてもらう
 (聞いてもらった後は必ず感謝を示しましょう)

これらは陽を取り込みやすい生活であり、また陰を溜めない生活でもあります。

これからクリスマスの季節ですね!

赤や金色、キラキラしたもので部屋を飾り、POPな音楽を流すだけでも心が自然とようになるかもしれません。
寒く暗い冬、恐怖が心に付け込まないように、陽気な生活を意識していきましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。