夏になると喧嘩が増える原因を漢方的に解説
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です
夏になると警察の特番で「眠らない街、東京。ここは新宿歌舞伎町。今夜も若者の争いが絶えない…」みたいなの観たことないですか?
お客様にこのお話をすると「あるある~」とすごい同感されます。
でも冬の警察特番ではあまり夜の繁華街での喧嘩騒ぎってやらないですよね。
その理由が「夏」という季節の特徴にあります。
夏は古来より「心火が盛んになる季節」と言われています。
心火という言葉が少し難しいですが、いわば「心が燃える=メンタルが興奮しやすい」という意味です。
なので夏はテンションが上がりやすくノリが良くなるため、
祭り、花火、野外ライブなどのイベント、旅行
などをするんですね。
冬の寒い日に野外ライブなんてしても盛り上がらないですよね(笑)
何となく楽しくて盛り上がってウキウキするのが夏の特徴なんですが、
この心火がマイナスに出てしまう事があります。
それが、異常興奮による不眠、攻撃性、イライラ、です。
夏になると寝苦しくなるのも、心火による影響です。
では、夏になるとなぜ喧嘩が多くなるのか?の答えです。
それは
「夏になると心身が興奮しやすくなり、お酒を飲む事で自制心が効かなくなるため、攻撃性が出やすくなるから」
です。
そのため、夏のお酒の飲み方には注意が必要ですし、日頃からイライラや興奮しやすい傾向の人とお酒を飲みに行くときは飲みすぎないように注意をしてあげましょう。
また香辛料の強い食事、油っこい食事は火をさらに燃え上がらせるので酒のつまみにもひと工夫が必要です。
アルコールを飲みながら、唐揚げ、ポテトフライ、麻婆豆腐、スパイシー系などを食べるのは気をつけないといけませんね。
つまみは枝豆、豆腐、キュウリの浅漬けがベターです。
よくよく考えると、暑気払いの時のメニューって、枝豆、冷ややっこ、キュウリの浅漬け、ですよね?
「暑気を払う」目的の暑気払い、口にするものにも気を付けてください。
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