ラジオ生放送 梅雨の養生について話してきました
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は午前・午後と漢方相談をバタバタとさせていただき、17時からは毎月1度のラジオの生放送をこなしてきました。
生放送中の雰囲気はこんな感じ↓
当たり前ですけど…、本当に生放送です(笑)
毎回毎回、終わると脇汗がヤバい事になっています。
さて、今回は梅雨の養生についてお話させていただきました。
梅雨になると倦怠感、頭重感、肩こり、食欲低下、浮腫みが起こりやすくなります。
その原因は、湿邪(しつじゃ)と呼ばれるものなんですが、湿邪には2通りあって、
・雨や環境によって生まれる外湿邪
・体の水分代謝が低下することで生まれる内湿邪
があります。
天候を変えることはなかなか難しいので、我々が対策できるのは内湿邪ということになります。
内湿邪が発生しやすいのは五臓の中の脾が弱っている人。
この脾が現代風に言うなら胃腸と言っても良いかもしれません。
(もっと砕いていえばお腹、とも言えます)
脾は冷たい飲食や生もの、大量の水分によって機能が低下してしまいます。
暑くなってきたからとアイスを食べたり、ビールを飲んだりすると脾が弱ってしまい内湿邪が発生して、倦怠感や浮腫み、頭重感などを発生させます。
朝の怠さは意外と夕食のメニューが影響していることが多いです!
というわけで、そういった飲食の不摂生で湿邪を発生させないためにも
・湿邪を追い出す食材→ハトムギ茶、小豆
・お腹を温める食材→胡椒、生姜
・お腹の働きを良くする食材→山芋、栗、大豆製品
などをご紹介させていただきました。
ぜひ皆さん、湿邪に侵されている感じがしたらこういったものを食べてくださいね!
それでも梅雨時期に怠さや浮腫み、頭重を感じるなら湿を追いはらう漢方薬や脾を温める漢方薬がお勧めです。
代表的なものには勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)や苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などがありますね!
ジメジメの天気を変えることはできません!
でも、食養生や漢方薬で少しでもカラッと過ごすことはできると思います。
しんどい6月を過ごさないためにもぜひお試しください。