お腹周りのポチャポチャ感を漢方薬で改善するためのポイント!
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
前回のブログ「顔の浮腫みについて」に続き、今日はお腹周りの浮腫みについて書いてみたいと思います。
お風呂前に鏡の前で裸の自分の体を見ると、お腹周りだけやたらとぽっちゃりとした感じが目立つ
そんなことありませんか?
漢方の世界では浮腫みの原因も様々です。
特にお腹周りのぽっちゃりは五臓の中でも脾がそのカギを握ることが多いです。
脾は現代でいう胃腸に近い感じもします。
脾には食べたものを消化して体にとって有益な気血水を生成し、全身に供給する働きがあります。
つまり、脾が弱ると気血水の生成や運搬も低下するため、当然、水の流れも悪くなりお腹周りがポチャっとします。
お腹を動かすとぽちゃんぽちゃんと音が鳴る、という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
脾の特徴の一つに「乾燥を好み、湿を嫌う」というものがあります。
脾が弱い人は水分をガブガブと飲むと簡単に機能が低下して、食欲不振を起こします。
これを水湿困脾と呼びます。
脾が弱っている人は以下のような特徴があります。
・倦怠感、無力感、食欲不振
・顔色が悪い、顔に覇気がない
・下痢、軟便
・水を飲んでる割に小便量が少ない
このような症状が目立つ人は生ものや冷たい食事を避ける事がとても大切です。
生姜など胃腸を温める薬味を意識して食べるようにしましょう。
漢方薬としては胃腸の働きを良くしながら水分代謝を改善するような処方が有効です。
体質などに応じて処方も様々ですので、服用の際は必ずご相談ください。
これから暑くなってくるとついつい冷たい飲み物を飲みがちです。
お腹のポチャポチャ感、お腹周りの浮腫みを感じる時は脾の働きを良くして水分代謝を改善していきましょう。
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