自然発生する口内炎 香辛料を摂りすぎていませんか?

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は口内炎について書いてみたいと思います。

口内炎は字のごとく【口の中の炎症】です。
炎症とはつまり【炎】、そのため、炎を助長するような食生活をしていると口内炎は発生しやすくなります。
例えば、今目の前に火事が起きているとしましょう。
そんな時にアルコールを投げ入れたらどうでしょうか?油を投げ入れたらどうでしょうか?爆竹を投げ入れたらどうでしょうか?
間違いなく炎の勢いは増してしまいます。

これが食事に置き換えると、お酒の飲みすぎ・揚げ物や高カロリーな食事・香辛料などの刺激物になります。

このような食生活をしている人は、胃腸の炎症が起こりやすくその炎症が口内にも飛び火して口内炎を起こすのです。

このタイプの口内炎を起こす人は、
□歯茎などが腫れやすい
□口内が粘りを感じる
□口臭が強い
などの特徴もあります。

ぜひチェックしてみましょう。

 

さて、このようなタイプの人は主に清熱解毒薬と呼ばれるタイプの漢方薬が良く効いてくれます。黄連解毒湯などが有名です。
しかし、先にも書いたような飲食を改めない限りはなかなか良くならないのも現実です。
漢方薬さえ飲んでいれば食事は不摂生しても良い!というわけではないですね。

過剰な熱がこもり炎症を起こしているので、
□アルコールは飲まない
□揚げ物は改善するまで控える
□香辛料はとらない
□夏野菜などを意識して食べる
□カロリーを摂りすぎないようにする
を並行することも大切です。

口内炎は身近なトラブルなので軽視されがちですが、実は日々の悪い食生活の警鐘とも言えます。
全ての口内炎がこの原因ではありませんが、もし心当たりがある方はぜひこの機会に食生活を見直してくださいね。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。