肩こりの原因を漢方的に考えてみる。その③
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
今日は朝から雨降りですね!
こんな日は窓ふきをすると跡が残りにくく綺麗にできるので、絶対に窓ふきしよう!
と、気合満点でお店に入ったのですが、ガラスマジックリンが空になっていることに気づきまして……。。。
……………。。。。。。。。
まずは室内の清掃に切り替えました。
さて、そんな火曜日ですが、今回のブログは肩こりについての第3弾です。
前々回は「冷たい風が当たることによる肩こり」、前回は「浮腫みや雨など湿度の高まりからくる肩こり」について書いてみました。
ラストの3回目となる今回の肩こりの原因は
肝鬱気滞血瘀タイプ
です!
まぁた、呪文のような言葉が出てきましたね。
大丈夫です、私なりにこの言葉をかみ砕いてみるとこうなります!
ストレス過多でイライラ&血行不良タイプ
どうでしょう?かなりイメージしやすくなりませんか?
要するに今回の肩こりはストレスや血行不良が引き金となって起こる肩こりということです。
実は店頭でご相談を受けていると肩こりに関しては一番多い原因かもしれません。
とかく現代人はスマホの見過ぎ、仕事でPCを利用しすぎ、デスクワークで動かなすぎ、ストレス発散する時間を持たなすぎ、
ですから、ある意味このタイプの肩こりは現代病の一つなのかもしれません。
このタイプの肩こりを起こしている人は他に起こる症状として
・肩が凝るだけでなく肩が痛む
・情緒の波がある
・女性であれば生理前に肩こりが強くなる、胸が張る
・舌の色が暗い
などがあります。
そもそも気も血も流れが悪い状態は痛みを引き起こします。
これを不通即痛(ふつうそくつう)と言います。
ですから、デスクにかじりついて「肩こりが辛くて仕事にならない!」と嘆いているくらいなら10~15分でも腕を大きく振りながら散歩したり、ストレッチをしたほうがよっぽど効率的です。
このタイプの肩こりは上記のようにとにかく「動かす」を意識することが改善のポイントです。
漢方薬での改善を試みる場合には実にシンプルで気の巡りや血の巡りを良くする漢方薬をお勧めします。
代表的なものは冠元顆粒、加味逍遥散などがありますね。
それぞれ冠元顆粒→血流改善、加味逍遙散→気の巡り改善
なので、どちらか片方を服用しても良いですし、状況によっては両方を併用するのもアリでしょう。
今回は代表的な漢方薬を2種類揚げましたが、実際には体質や季節などを考慮することもあります。
漢方薬を服用する際は専門家のカウンセリングの上、服用をしてくださいね。
というわけで、3回にわたって肩こりについて書いてきました。
おさらいすると肩こりには
①冷えからくる肩こり
②水分代謝や湿気からくる肩こり
③ストレスや血行不良からくる肩こり
がある、ということです。
もちろん①~③が併発することもあります。
改善の一歩はまず、自分の状況を知る事から。
ぜひお気軽にご相談ください。
現在、天明堂薬局ではLINEによるビデオ通話を利用したオンライン相談も承っております。