顔色で体調が分かる?漢方診断

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は顔色から分かる体調不良について少し書いてみたいと思います。

普段私たちが何気なく見ている顔色。

実は漢方の世界には「望診」と呼ばれる診断があり、見た目や声、体の動きからも体調を判断する診察方法があります。

顔色について書いてみると

・顔色が白い
 虚、寒、出血

・青紫
 寒、痛、瘀血

・赤
 熱

・黄色
 脾虚、湿

・黒
 腎虚、多飲、瘀血

などが考えられます。

言葉だけ見ると少し難しく感じますが、

虚とは「気や血が不足した状態」

寒は「体が冷えている」

湿は「過剰な水分が停滞している」

脾虚は「胃腸が弱い状態」

瘀血は「血行不良」などですね。

 

「あなた、顔色が悪いわよ…」

なんて言われた時も「どんな色なのか?」がとても重要というわけです。

夏場は冷たい飲食が増えるため、胃腸が弱り、水分代謝も低下しがちです。

顔色がくすんだ黄色のようになっていたら、要注意ですね!

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。