老化からくる『しわ』を漢方で対策する
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
今朝は6時に起床して中央公園まで散歩に行き、園内を2周回って、帰宅しました。
約70分間の散歩は春の陽気のおかげもあり爽やかな気持ちになります。
朝から爽やかな気持ちでスタートできるとストレスにも強くなれますね!
さて、今日のブログのテーマは「加齢からくる肌のしわ対策」です。
赤ちゃんはあんなに水分たっぷりのしっとり肌をしているのに、年齢を重ねてくると肌が乾燥してしわができますね。
この理由を中医学的に考えるとなるほど納得です。
中医学の世界において、五臓の中の『腎』には『水を主(つかさど)る』や、『腎は精を主(つかさど)る』という役割があります。
精とは成長や発育、生殖作用に重要な物質で、精の減少が人の老化につながると考えられます。
そのため、『人の老化は腎の老化』という言葉もあるほど、腎の強弱はその人の老化スピードに影響するのです。
腎が弱れば『水を主る力』も低下するため、体全体の水分量が減りやすくなり、肌も乾きやすくなり、しわが目立つようになります。
腎はまるで人体の貯水タンクのようなイメージです。
また五臓の中の肺は皮膚へ水分を配布する役割を担っています。
そのため、肺の機能の強弱も肌の乾燥に影響します。
喫煙者の肌が乾燥気味でしわが深いのも中医学的に考えると当たり前ということになります。
では、加齢からくるしわを予防するためにはどうすればよいのか?
答えはいたってシンプル!
『肺と腎の老化を防ぐ』
ということになります。
肺や腎を強化する漢方薬は様々な種類があるため、厳密な体質により使い分けが必要になります。
服用の際は必ずご相談ください。
誰しもが避けては通れない『老化』。
でも、予備知識を知っていれば対策は練れます。
中医学的しわ対策、ぜひお試しください。