秋の妊活の注意点
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今朝は16℃と肌寒さを感じましたね。
雨とも相まってなんとなく「陰が強い日」になりそうな予感です。
さて、当店は妊活中のお客様にご利用いただく機会が多いのですが、長年ご相談にあたっていると秋ならではの【注意点】を感じる事があります。
それが【妊活中のメンタル問題】です。
秋は古来より五志の中の【悲】の感情が出やすいとされています。
そのため、内向的で感傷的で、センチメンタルになる傾向があります。
・いつまでこの妊活が続くのだろう
・妊活が辛い、もう止めたくなってきた
・次また生理が来てしまったらと思うと苦しい
・子供がいる人が羨ましくて見たくない
・病院に行くのが億劫になってしまう
そんな気持ちが、秋になると特に強く出てくる傾向があります。
漢方や中医学においてメンタルが妊活に及ぼす影響はとても大きいと考えていますが、西洋医学ではあまり重要視されていないように感じます。
数値的に問題があるか、ないかで治療が勧められ、妊活中の患者のメンタルにまで気を配れていない事もあります。
漢方や中医学ではストレスはすなわち「気の巡りの悪化」を考えます。
気の巡りはストレス以外にも、運動不足、睡眠不足、日照時間の低下、気温の低下によっても悪くなるので、これからの季節は気の巡りが悪くなりがちです。
少し先の話にはなりますが、最近では「冬季鬱」という言葉も使われるようになりますよね。
気は血や体液を全身に滞ることなく運搬する働きがあるため、気の巡りが悪くなると血行不良や浮腫みなどを発生させます。
子宮や卵巣に十分な血が流れなければ、良い内膜や質の良い卵は育ちにくくなってしまいます。
そのため、ストレスは妊活に大敵なのです。
このように秋になると今までとは違った問題点も出てくることがあるため、妊活中の人は自分のメンタルに問いかけてみましょう。
もしも自分のメンタルが落ちているな、鬱々とするな、やる気が低下しているな、と感じたら気の巡りを良くする漢方薬をサポート的に服用すると良いです。
まとめ
妊活はただでさえストレスの連続です。
そこに秋特有の『悲』の感情が加わることで、妊活がさらに苦しく感じるだけでなく、結果にも悪影響が出る事が考えられます。
まずは自分の心と体をいたわる事から始めてみましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。