夫婦間の妊活相談『夜はNG』の理由
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今朝も筋トレ後に中央公園を散歩してきました。
セミの大合唱がすごくてついつい動画にとってしまいました。
本格的な夏の到来を感じますね。
さて、タイトルについて。
当店は妊活の相談が多いのですが、ご相談を受けていると意外と
『夫婦で妊活の相談をすると喧嘩になってしまう』
ということがあります。
真剣な相談だからこそ、ついついイライラしたり怒ってしまう事もあるとは思いますが、『子宝』という前向きな相談ですからね、本当は喧嘩などしたくないですよね。
そんなご夫婦に少しアドバイスを書いてみたいと思います。
ポイントはタイトルにも書いたように『相談は夜するな』です。
理由は実にシンプルです。
夜は1日の中でもっとも『脳のゴミ』が溜まっている時間帯だからです。
我々は日々活動しているとβアミロイドと呼ばれるものが、脳に蓄積されていきます。
このβアミロイドは毒性タンパク質とも呼ばれ、これが脳に蓄積すると認知症の原因にもなります。
特にβアミロイドは前頭前皮質に溜まりやすい傾向にあるのですが、この前頭前皮質という場所が合理性や倫理性、社会性を司る場所になります。
そのため、前頭前皮質にβアミロイドが溜まると合理的な思考や倫理的な言動、社会性が乏しくなるのです。
特に日中、一生懸命仕事をしている人はその傾向が強くなるため、1日の終わりは脳が完全に疲労状態になります。
そんな時に難しい真剣な話をするのは、酷というものです。
おそらく多くの人も疲れているときに話しかけられると、聞くのが億劫だな、と感じたことがあるはずです。
他愛もない話であれば、『疲れているからちょっと聞けない』と言えますが、子宝のような真剣な話し合いとなるとそうもいかないですよね。
だから、夜は疲労がピークの脳で、真剣に考えようとするため、判断力が鈍ったり、倫理的に問題のある発言をして喧嘩になるのです。
そういう場合は、まず『寝る』!!!!
これに限ります。
先ほどのβアミロイドは深いノンレム睡眠がとれると除去されやすくなります。
つまり、深い質の良い睡眠をとると寝ている間に脳のゴミが掃除され、起床時には脳がすっきりとしているのです。
この状態で真剣な話をすると、少なくとも疲労状態の脳で話し合いをするよりも建設的で前向きになるでしょう。
相談以外にも、ネットで妊活に調べたりするのもあまり良くないです。
情報を正確にとらえる事が難しく、かえって不安や焦り、怒りなどが芽生えてしまいます。
自分で妊活について調べる場合も、早寝早起きをして、調べる前に少し散歩などをしてからにしましょう。
血流が良くなり脳もすっきりして、考え事などもはかどると思いますよ。
忘れてほしくないのは『夜は体だけでなく、脳も疲労のピーク』だという事。
疲れた状態はすぐに回復し、コンディションが良い状態で活動しましょうね♪