不眠と不妊と漢方薬
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
昨日は休日を利用して小山にある『おかしパーク』に行ってきました。
お菓子の詰め放題や工場出来立ての豆大福などを頬張り、甘い物づくめの1日でした。
『甘いものの食べ過ぎはダメですよー』
と言いつつ、昨日は不養生の1日となりました(笑)
まっ、たまには良いよね(;^ω^)
さて、タイトルについて。
先に結論を書いてしまいますが、睡眠時間が短くなると子宝に恵まれる確率が下がります。
これは紛れもない事実です。
具体的な数字を挙げると
男性の場合
5時間睡眠を1週間続けると男性ホルモン(テストステロン)の値が15歳くらい加齢したレベルになり、さらに慢性的に睡眠が短い人は睾丸が小さくなることが分かっています。
女性の場合
睡眠時間が慢性的に6時間を切るとFSHの値が20%下がり、排卵障害のリスクが高まります。
このように、男女ともに睡眠時間が不足すると生殖器の働きが低下し、生殖能力にも問題が生じやすくなります。
ましてや今は晩婚化の時代、結婚した年齢ですでに生殖の低下がみられるようであれば、さらに睡眠不足には気をつけなくてはなりません。
『寝る子は育つ』
なんて言葉もありますが、決して子供だけの問題ではなく、大人も良い状態を保つためには質の良い睡眠を最低でも7時間はとりたいところです。
しかし、妊活の相談を受けていると
・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・夢をよく見ている
・起床時に怠さが残る
などの症状を訴えるお客様が多い事に気が付きます。
ただでさえ睡眠時間が短いのに、さらに睡眠の質まで悪いとなると婦人科の漢方薬のみでは不十分な場合もあるのです。
『妊活の相談に来たのに睡眠の漢方薬を出された』
なんて、少し驚いてしまう方もいるかもしれませんね。
睡眠の質を良くする漢方薬は多種多様にあり、体質や状況に応じて使い分ける必要があるため、今回のブログでは具体的な処方名は書きません。
できる事なら、睡眠の漢方薬などに頼らなくても十分で質の良い睡眠をとれるように1日のタイムスケジュールを組めると良いですね。