ご夫婦間の妊活相談は夜ではなく朝にしましょう

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

『だいぶ暖かくなってきて春らしい気持ちの良い日が増えてきましたねー』

と言いたいところですが、花粉症の人にとってはかなり辛い季節ですよね。

さてさて…

夫婦間で妊活の相談をするとき、夜に相談して喧嘩をしてしまったことはありませんか?

当店にいらっしゃるお客様のお話を聞いていると、かなり多いように感じます。

しかし、喧嘩をしてしまう原因が『夜だから』だとしたら、いかがでしょうか?

皆さん、よく考えてください。

昼間仕事をして、はぁ~っと疲れて帰宅、お風呂に入って、ご飯を食べて、『今日も疲れたなぁ』というタイミングで『真剣な話をしたい』と言われたらどうですか?

ましてやその相談事は未経験で未知で、さらに人生に関わる大きな相談事です。

皆さんは疲れた脳でそんなことが出来ますか?

僕だったら…、『疲れたから相談はまた明日にしてくれないか…?』

と言ってしまいそうです。

そうすると『大切な相談事なのに真剣に考えてない!!!』

なんて怒られてそうですね。

人間は活動していると毒性タンパク質であるβアミロイドが脳に蓄積されていきます。

このβアミロイドは認知症の原因にもなる物質ですが、困った事に前頭前皮質に溜まりやすいことが分かっています。

前頭前皮質は社会性、合理性、倫理性を司るため、ここが機能しなくなると感情的な言動を止めることが出来なくなります。

そのため、原始的な感情を生む偏桃体がアクセルだとすると、前頭前皮質はブレーキの様な役割です。

ブレーキが働かない車が暴走車になるように、人も感情が暴走してしまいます。

『言うつもりはなかったのに怒鳴ってしまった』
『つい、手が出てしまった』
『相手に威圧感を与えてしまった』

このようなケースが多いように思います。

そのため、夜に真剣な相談をすることはお勧めしていません。

夜はとにかく早く寝て、相談事は脳の疲労が取れている朝にすると良いでしょう。

さらに少し早起きをして散歩をしながら相談をすると良いと思います。

散歩をするとセロトニンなどハッピーホルモンも分泌されやすくなり、ストレスに強い状態になります。

頭もすっきりで、ストレスに強い状態こそが、冷静に前向きに夫婦の問題を語り合える時間だと思いますよー。

これから少しずつ朝の気温も上がり、日の出の時間も早くなります。

早寝早起きを心がけ、すっきりとした心身で前向きに相談ができますように。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。