漢方による妊活・不妊治療の基本は補血活血から
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
今日は漢方による妊活・不妊治療について基本の『き』である、補血活血について簡単に説明したいと思います。
補血活血とは、砕いて書くと『質の良い血を増やし、血流を良くしよう』という方法です。
漢方における『血』には
・体を温める
・体の各組織に栄養や潤いを与える
・精神を安定させる
などの働きがあります。
つまり、血が不足したり働きが良くないと
・体が冷える
・体の各組織に栄養や潤いが届かない
・精神が不安定になる
などの症状が表れます。
特に妊活においては、卵巣や子宮に質の良い血が流れることが、質の良い卵や内膜に関わってくると考えるため、血の質や血の流れは
妊活においてとても重要なのです。
質の良い血が流れている卵巣と子宮。
質の悪い血のが、さらに滞っている卵巣と子宮。
これだけでも、妊娠のしやすさに違いがありそうですよね。
生理の時に血の塊が出たり、黒っぽい経血の場合は血流の悪さを疑うと良いでしょう。
また、質の良い血が滞ると生理痛やPMSの原因にもなります。
妊活だけでなく女性の健康のためにも血の質・血流は良い状態を維持したいですね。
補血活血では婦宝当帰膠や冠元顆粒などがよく使われていますが、体質や季節などに応じて厳密には様々な漢方薬を検討する必要があります。
漢方薬を服用する際は必ずご相談ください。