血流が悪い人の漢方的特徴とは?
瘀血(おけつ)という言葉を聞いたことがありますか?
瘀血とは現代風に言えば、「血液どろどろ」や「血行不良」に近いものと思っていただいて良いかと思います。
そもそも血には
①全身に栄養を運ぶ働き
②全身の老廃物を除去する働き
③全身を温める働き
④精神を安定させる働き
があるため、瘀血になると
「全身に栄養が行かず、老廃物は溜まり、体が冷えて、精神的に不安定になる」
という状態になります。
これが具体的な日常の症状になると
「疲れやすくて、冷え性で、イライラ鬱々しがちで、眠りが浅くて、肌荒れしがちで…」ということになります。
意外と当てはまる人多いのではないでしょうか???
生理がある女性であれば、自分が瘀血体質なのかどうかを判断する一番簡単で分かりやすい方法が「経血をみること」です。
経血とは生理の時に排出される血液の事です。
瘀血体質の人は経血が塊になりやすくドロッとしていて、色も比較的暗い、というのが特徴です。
もし、経血がこのような状態であれば、限りなく瘀血体質と考えてよいでしょう。
瘀血体質を改善する方法はとてもシンプルです。ざっくりいえば「血流を良くする生活習慣をする」ということになります。
①シャワーよりお風呂を日課にする
②冷たい物の飲食を避ける(まずはお湯を沸かすことから)
③運動を心掛ける
④タバコ、アルコールは控える
⑤生ものや生野菜は控える、夏野菜の摂り過ぎに注意
⑥砂糖の摂り過ぎに注意
などが挙げられます。
それらを十分に実行できそうになければ漢方薬を利用するのが良いでしょう。
瘀血体質を改善する漢方薬は様々あり、厳密には体質に応じて使い分ける必要がありますが、今回はその中でも特におすすめのものをご紹介します。
冠元顆粒
この漢方薬は瘀血を改善するのに非常にお勧めです。
効果を高めるポイントは「お湯に溶かして飲むこと」。
胃腸が温まるため水で飲むよりお湯に溶かして服用しましょう。
「瘀血は万病の元」、「人の老化は血の老化」という言葉もあります。
若く元気に過ごすためにも血と血管は綺麗な状態を維持したいですね!