肌質の悪さは血流の悪さが原因かも
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は血行不良と肌質の関係について漢方的視点で解説したいと思います。
そもそも『血』の働きってご存知ですか?
漢方における『血』には以下の働きがあると考えられます。
①濡養作用
体の各組織に潤いや栄養を送り届ける働き
②温煦作用
体の各組織を温める働き
③安神作用
メンタルを安定させる働き
つまり、血の質が悪くなったり血流が悪くなると
栄養や潤いを与える力
温める力
メンタルを安定させる力
が、弱くなるということです。
秋冬は気温も低下し運動習慣も減りやすくなるため総じて血流の悪い人が増えます。
そうすると肌への栄養・潤いの供給も低下してしまうため、乾燥肌や肌荒れを起こしやすくなってしまうのです。
乾燥肌や肌荒れには保湿クリームや化粧水を使用する人が多いですが、根本的な改善となると血の質の改善や血流の改善も必要となります。
特に冷え性、不眠、頭痛などが感じられる場合は、血を補う補血薬、血流を良くする活血薬を併用するとより効果的です。
補血薬や活血薬は様々な種類があるため、服用する際は必ずご相談ください。
ますます寒くなる秋冬、肌質が悪くなってきたら血流の悪化を疑い、早めに対処していきましょう。