春の急激な気温上昇 漢方で心臓を守ろう
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
昨日から急激に気温が上がり、風の強さも相まってなんだか自律神経も乱れがちな日々が始まりましたね!
春は季節の変わり目、日々の天候もコロコロと変わるため自律神経が乱れる事が多くなります。
特に急激に気温が上がると交感神経が昂ってしまい、動悸や息苦しさ、頻脈など心臓の不安を感じる人も増えてきます。
高齢者や運動不足の人、更年期の女性など、血行不良や血栓が気になる人は特に心配な季節です。
漢方の世界では血行不良や血栓に近い考え方として【瘀血(おけつ)】と呼ばれるものがあります。
瘀血がある人の特徴は頭痛・肩こり・手足の冷え(痺れ)・静脈瘤・舌が紫色、などが挙げられます。
当然のことながら、瘀血は心臓に負担をかけるため、春夏に向けて改善しておきたい体調不良です。
瘀血を改善する漢方薬は活血化瘀(かっけつかお)薬と言われ、特によく使用される生薬の一つとして丹参(たんじん)があります。
作用が穏やかで日頃から服用することで瘀血体質を改善することが期待されます。
高齢者など新肺機能が低下している人は生薬の人参や麦門冬、五味子などと併用すると、血液粘度を下げより効果的と言えるでしょう。
漢方薬の中には不調があった時に服用するだけでなく、将来的な不安や不調に備えて服用できるものがあります。
健康投資は人生投資、ぜひご相談ください(^^♪