更年期障害を漢方で ポイントは陰陽のバランス
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は相談件数としても多い更年期障害について少し書いてみたいと思います。
更年期障害と漢方はとても相性が良いので、気になる方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
更年期障害それは陰陽のバランスの乱れ
更年期障害を語るうえで重要なのが陰陽学説です。
陰陽学説とはこの世のものは全て陰と陽の特徴を持つ、という考え方です。
具体例を挙げると
陽→暑い、 上昇、外向き、軽い、動く、太陽、昼、火、男
陰→冷たい、下降、内向き、重い、静止、月、 夜、水、女
という具合になります。
陰と陽は互いにバランスをとりつつある状態が健康的な状態と言えます。
ここで注目すべきは、女性は陰に属するということです。
更年期、それは陰が急激に下がる時期
更年期は女性にとって急激な卵巣機能低下の時期となります。
それはつまり、陰が急激に下がる時期、ということです。
先ほどもかいたように、陰と陽はバランスよく成立していることが理想的ですが、
陰が急激に減ってしまうとどうでしょうか?
相対的に陽が強くなってしまいます。
そのため、体も心も陽の性質が強くなり
多汗 火照り イライラ 血圧上昇 不眠 頻脈
などの症状が表れるようになるのです。
改善のポイントは陽を抑えて陰を増やす
では、どうすれば更年期障害は楽になるのか?
勘の良い人はもうお気づきですよね?
そう、陽を抑えて陰を増やす漢方薬を服用すれば良いわけです。
ただ一口に陽を抑えて陰を増やす漢方薬と言っても症状の程度やその他の体調・体質によって厳密には漢方薬も変わってきます。
そいう意味でも自己判断せずに必ず専門家に相談してくださいね。
まとめ
更年期障害は誰にでも訪れるものです。
しかし、その症状の程度が異なるのは、まさに陰陽のバランスの大きさが人によって異なるからです。
漢方で陰陽のバランスを安定させて、少しでも安定した更年期をお過ごしください。