疲れすぎて眠れない人　帰脾湯の話

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

不眠の原因は様々ありますが、その中の一つに心身が疲れすぎて眠れないというものがあります。

特にメンタル疲労、つまり心労は不眠をもたらす原因として多いものです。

漢方において心は『神を主る』と考えられ、精神活動に大きな影響を与えます。

精神活動は日中は活動的になる事で、活動的な生活が送れるし、夜は静止することで心がリラックスして眠れるようになります。

心はその精神活動の出し入れをしている、という風に考えても良いでしょう。

しかし、心労が重なると心が正常に機能しなくなります。

そのため、精神活動の出し入れが上手くいかなくなり、夜間になっても精神活動が落ち着かず不眠になります。

このタイプの人は
・疲れやすい
・疲れた顔をしている
・食欲がない
・夢をよくみる
・声が小さい
などの特徴がみられます。

そしてこのタイプは圧倒的に女性に多いです。

なぜなら女性は定期的に生理によって出血をしてしまうからです。

心の血が不足する事を心血虚と呼び、これもまた心労を招きやすくなります。

このタイプの人にお勧めの漢方薬が帰脾湯です。

つまり心労で体力もなく胃腸が弱い人にお勧めの漢方薬となります。

帰脾湯は不眠の万能薬ではない、というわけです。

まとめ

一口に不眠と言っても、原因が変われば対処法も変わります。
服用の際は、まず自分の不眠のタイプを知る事からです。
ぜひ漢方カウンセリングをお試しください(^^♪

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。