ストレス過多のせいで寝付けない人に読んでほしい
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか?
8月は宮祭り~宇都宮花火大会~お盆休みと、楽しいイベントが盛りだくさんの半面、遊びすぎて疲れが抜けにくいです(笑)
疲れを回復するにはなにより質の良い睡眠をとることです。
皆さんは質の良い睡眠をとれてますか?
ご来店されるお客様の話を聞いていると
・ベッドに入ってもムカつくアイツの顔が浮かんできて眠れない!
・今日の理不尽な事が頭から離れなくて眠れない!
・あいつの一言のせいでイライラして眠れない!
なんて、お話をされる方がいます。
うむうむ、確かにストレス社会ですからね、皆さんいろいろありますよね。
でも、そんなストレス・イライラのせいで睡眠が上手に取れないと疲労も回復できず翌朝の怠さにもつながってしまいます。
今回はそんな『イライラ・ストレス過多のせいで眠れない人』にお勧めの漢方薬のお話です。
感情は臓を傷つける
中医学・漢方の世界では怒りは肝を傷つけ、喜びは心を傷つけ、悲しみは肺を傷つけ、恐れは腎を傷つけ、思いは脾を傷つけると考えています。
つまり、怒り(ストレス)は肝の働きを乱してしまいます。
肝には疏泄機能と呼ばれる、今でいうところの自律神経のコントロールや情緒の安定を図る働きがあります。
そのため、肝が乱れると自律神経や情緒が不安定になるため、夜になってもイライラして眠れなくなります。
特に体力がある人、更年期障害中の人、高血圧の人、デスクワーカーに多く見られます。
頭痛や息苦しさ、煩躁などの症状を併発することもあります。
慢性化した怒り・ストレスに漢方薬を
肝の働きが乱れ、怒りと共に不眠の症状がある人は、肝の働きを安定させ精神の炎を鎮める漢方薬がお勧めです。
代表的なものには釣藤散や竜胆瀉肝湯などがあります。
何かとストレスの多い現代社会、もし寝室に入ってもイライラが続いているようであれば枕元にこれらの漢方薬を置いておくと良いでしょう。
質の良い睡眠はストレスの改善にもつながります。
嫌なことがあったら寝て忘れましょう!