不眠の原因は一つじゃない
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は不眠に関するとっっっても初歩的なブログを一つ書いておきたいと思います。
なぜこの初歩的なことをあえて書こうかと思ったかというと、世の中の多くの人がこの初歩的な事を見落としがちだからです。
さて、眠れない原因、あなたは一つだと思いますか?
多くの不眠で悩む人は【眠れないなら睡眠薬】と考えるかもしれません。
しかし、漢方の世界では
・感情の乱れ
・過度な疲労
・加齢
・ストレス
・食べすぎ飲みすぎ
・胃腸虚弱
など、様々な原因があると考えています。
また、それは単発で起きているわけでなく、複合的に不眠を誘発していると考えます。
シンプルな事を言えば【原因が違うんだから治し方も違うよね?】という事なんですが、多くの人が先ほどにも書いたように【眠れないなら睡眠薬】と考えてしまいます。
原因を究明しようとせず、対処療法で満足してしまいます。
上記の漢方的理由の中で
・感情の乱れ
・食べ過ぎ飲みすぎ
は、体調不良というよりも生活の中で突発的に起きてしまう不眠のため、長期間悩まされることはありません。そのため、あまり問題になる事はないでしょう。
しかし、
・過度な疲労
・加齢
・ストレス
・胃腸虚弱
は、体質的な原因であるため、体質を改善しない限りは不眠を改善できない場合が多いです。
もし今、不眠に悩んでいるのであれば【何が原因なのか?】を見つけていく必要があるのです。
そのため、漢方による不眠の改善においてカウンセリングはとても重要と言えます。
『自分の体の事だから自分が一番よく分かっている!』
そんな声も聞こえてきそうですが、カウンセリングをしている立場から言わせてもらうと、ほとんどの人が正確に自分の事を把握できているとは限らないようです。
まとめ
一口に不眠と言っても原因は様々です。
西洋薬を否定するわけではありませんが、『なぜ?』の部分を改善していく事はとても重要だと思います。
たった1度の人生、少しでも心地よい睡眠を手に入れてくださいね。