起床時の怠さを改善するのは消化薬?

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

4月が始まって気が付けばGWの足音が聞こえるところまで来ました。

張り切って仕事をしている人に、少し質問があるのですが…

『起床時に怠くないですか?』

もし、『怠い!!』と、お答えになった人にもう一つ質問を。

『一日の食事の中で、夕ご飯のボリュームが一番多くないですか?』

こんな質問をするのにも、ちゃんとした理由があります。

実は夕食の食べ過ぎが、起床時の怠さの原因になるからです。

中医学・漢方の世界では良質な睡眠がとれない原因の一つに胃気不和(いきふわ)というものがあります。

『一気にフワちゃん』ではありません。

『いきふわ』です。

胃気不和とは『胃の気が乱れている状態』を指します。

胃には『食べ物を納める・簡単な消化をする・食べ物を降ろす』という役割があるため、胃気が乱れると

『吐き気、胃部不快感、胃のムカつき、食べ物が胃に残っている感じ』

が起こります。

胃の気が下に降りないと、逆に上昇してしまい吐き気と同時に息苦しさをもたらします。

こうなると睡眠の質が低下して、翌朝、すっきりと目覚めることが出来なくなります。

改善方法はとっっっても簡単!

『夕食を食べ過ぎなければよい』

です。

しかし、【1日の楽しみは夕食にあり!】という人も多いと思います。

そんな人にお勧めなのが、山査子などを中心に配合された消化を助ける漢方です。

就寝前に服用すると消化が促進され、胃の負担が軽くなることで、胃気が安定し、睡眠の質が良くなることが期待できます。

朝の怠さ、と聞くと多くの人が滋養強壮剤やビタミン剤を服用しますが、それらを服用しても改善がみられない場合、夕食の量や胃の疲労に問題がある可能性を考えて良いでしょう。

また、消化を良くする漢方薬は1日1回、就寝前だけの服用で良いため、とても安価です。

ぜひお気軽にお試しください(^^♪

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。