漢方的食養生:夏の夕食にカレーは要注意!その理由とは…
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
カレー好きですか?
僕も大好きです。
でも、でも、あえて言いたい!
『夏の夕食はカレーを食べることなかれ!』と!
なぜ!?夕食のカレーはとっても美味しいじゃないか!という声、聞こえてきます。
僕も大好きですから分かります!でもね、以下のような症状がある人はちょっと控えたほうが良いと思います。
入眠しにくい イライラしやすい 眠りが浅い
どうでしょうか?
なぜこのような症状がある人に夕食のカレーを避けてもらいたいかというと、
それはカレーは香辛料を使った脂肪分の多い食事だからです。
そもそも、夜はほとんどの人が眠る時間です。
心身ともにクールダウンし、鎮静化することで、良い睡眠が得られます。
眠る前に心身を興奮させるようなことは入眠しにくくなり、睡眠の質も悪くします。
ですから、就寝前は部屋の明るさを落とし、スマホは見ないほうが良いわけです。
同様に食事にも気をつけなくはいけません。
これから寝るモードに心身を持っていきたいのに、香辛料たっぷりの料理を食べるというのはあまり良くありません。
なぜなら香辛料のような『辛味』は温熱性があり、心身の熱を高める(興奮させる)からです。
TV番組などで激辛料理を食べている人が大汗をかいて目を充血させて、『辛いーー!』と興奮しているのが良い例です。
『辛いものを食べると落ち着きます』
なんて人、見たことないですよね?
できれば、さっぱりとした消化の良い夕食をとるべきです。
消化の良い食事は胃腸の負担を減らすことが出来るため、翌朝の倦怠感の予防にもなります。
そういう意味でも辛くて脂肪が多いカレーは胃腸への負担も大きく、あまりお勧めできません。
カレーだけではなく、麻婆豆腐や、辛い味付けのラーメン、辛いタレで食べる餃子も良くないです。
では、カレーはいつ食べるのがベストなのか!?
その答えは朝です。
朝は1日の始まりであり、心身ともに活動的になるスイッチを入れる必要があるので、香辛料で気血の巡りを良くすることはお勧めできます。
『朝カレー』を食すスポーツ選手がいるのも納得です。
もちろん、その日の気象条件などによっても食べるべきもの食べないほうが良いものはあるので、一概には言えないところもあります。
その日の気象条件を見て献立を立てられたら最高ですよね!
というわけで、夜は香辛料の強い料理は避けるべし!
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