漢方相談ではなぜ世間話をするの?
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
・今日はいい天気ですね~
・趣味は何ですか?
・学生の頃は何部でしたか?
・好きな歌手は誰ですか?
………。
当店に限らない事ですが、おそらく漢方相談をしたことがある人は誰しも1度は
「それって、漢方相談に関係がある質問?」
と感じた事があると思います。
ですが、これらの何気ない会話も漢方相談ではとても大切なんです。
漢方・中医学ではお客様の体調を判断する方法として四診(ししん)を用います。
四診とは聞診・切診・望診・問診の四つからなります。
聞診…声色や話すスピード、声の大きさなどから体質を判断する
切診…脈の状態から体質を判断する
望診…表情や顔色、体の動かし方などから体質を判断する
問診…症状の有無などを問いて、体質を判断する
これらを総合的に判断してお客様の体質を知り、適切な漢方薬や養生をお伝えします。
通販サイトなどで時折「体質チェックシートでお勧めの漢方が買える!」なんてありますが、これは問診だけで処方を決める方法なので、残念ながら正確な判断ができるとは言い難いです。
※しかも自己判断だしね…
つまり「上手な漢方相談員」は漢方的な知識があるにとどまらず、「世間話上手」なのかもしれませんね(^^♪
漢方相談はいろいろお話しながらゆっくり過ごせる場所です。
いろんなことをお話しつつ、楽しく体調を良くしていけたらいいですね!