辛い時・しんどい時こそ【人生なんてRPG】
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は漢方のブログというよりも僕なりの【気持ちの整え方】について書いてみたいと思います。
私はお客様から【怒らなそう】【いつも穏やか】と言われることが多いです。
確かに私自身も自分の事をそう思います。
しかし、ネガティブな感情が湧き上がらないわけではありません。
理不尽な事、思いもよらないミス、自分の非力さ、誤解、そんなことに悩んだり苦しんだりすることは人並みにあると思っています。
でも、そんな感情が長引くことはありません。
以前、別のブログで私はネガティブなことがあった時には【心の中の池に小石を投げられたイメージ】を意識すると書いたことがあります。
これは【心を乱されても自分でかき回さずにそのままにしておけば、いつかは波が静まる】という考え方でした。
この考えは嫌なことが起きた時に瞬発的に意識している考え方です。
ですが、もう一つ、長期的に自分の人生を考えた時に意識している考え方があります。
それが【人生なんてRPG(ロールプレイングゲーム)】という考え方です。
RPGは理不尽であり苦労があるほど楽しい
RPGとはドラゴンクエストやファイナルファンタジーに代表されるようなゲームです。
Rはロール(役割)、Pはプレイ、Gはゲーム、つまり登場人物になりきって物語を楽しむゲームです。
このRPGは最初、お金がない、技も覚えてない、魔法も覚えていない、武器も弱い、敵も弱い、というところからスタートします。
そして、雑魚敵を何度も倒してレベルを上げて魔法を覚えたりステータスを高めたり、お金が増えることで強い武器を買うことで、そのステージのボスを倒して、次の物語へとつながってきます。
基本的には成長して、強い魔法を覚えて、伝説の剣などを入手して最終ボスを倒すのが流れです。
私も数多のRPGをしてきましたが、記憶に残るゲームほど【難しいゲーム】の傾向にあります。
逆に簡単に物語が進んだり、ボスを倒すのが楽勝だったり、一回もゲームオーバーにならないでクリアしたゲームは【全然楽しくなかった】という印象があります。
急に強い敵が出てきたり、倒し方が全然分からないまま全滅したり、出口が見つからないようなダンジョンに入ってしまった時ほど記憶に残っています。
人生における困難は各ステージのボスだと思えばいい
勉強にしても、スポーツにしても、恋愛にしても、友情にしても、記憶に残っているものってどこか少し【苦労や理不尽】を感じたものが多くないですか?
簡単に成しえたことや苦労をせずに通り過ぎたことって、思い出してもあまり記憶に残っていません。
これは例えて言えば、各ステージのボスのような存在ですね。
簡単には倒せない、激しい戦いをしたボスは記憶に残るものです。
もちろん、毎日を生きていれば【面倒なことはしたくない・苦労はしたくない】と思いますが、長期的に自分の人生を振り返ると自分を成長させたり、転換点になるようなことは総じて、面倒で苦労で理不尽な場面(ボス)に遭遇していることに気づかされます。
そう考えると面倒もなく苦労もない毎日は、幸せそうに見えて実は不幸かもしれません。
ゲームでいえばボスに挑戦しないで雑魚敵ばかり倒している状態、とも言えますね。
理不尽や苦労に直面した時こそ【あっ、これが成長の分岐点か!】と思えば、ネガティブな事も受け入れられると思います。
そのため、私はネガティブな事があった時、それが続いていると感じた時、どうやって抜け出せばいいのか迷った時には【人生なんてRPG!喜んで(苦労を)いただきます!】と思うようにしています。
そう思うと無駄にイライラしたり、周りに当たり散らすことも減らせると思います。
みなさんもぜひ苦しい時、辛い時、上手くいかないときは【人生なんてRPG】と思ってみてください。
今の苦労が長期的に見れば幸せの糸口だと思えば、目の前の苦難に少し立ち向かえる勇気になるかもしれませんよ?