漢方薬は…高くない?
こんにちは!宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
爽やかな秋晴れが背中を押してくれるような月曜日ですね!
皆さんは爽やかにスタートできましたか?
さて、今日のブログはおそらく多くのお客様が思うであろうことについて私なりに回答したいと思います。
それが『漢方薬ってなんで高額なんですか?』ということ。
確かに【漢方薬 相場 1か月】で検索するとおおむね2~3万円なんていう記載が目立ちます。
【2,3万円あったら、旅行にも行けるし、外食も楽しめるし…、ディズニーにも行けるじゃん…】
そんな声が聞こえてきそうです(笑)
でも、私的には実は漢方薬ってそこまで高くないかも?と思います。
その根拠は漢方薬がサプリメントや西洋薬とは違って、体の根本を改善しようとするものだからです。
一例を挙げてみましょう。
もし下記のような女性がいたら、サプリメントや西洋薬ではどうなるでしょうか?
・疲れ目、ドライアイ→目薬
・髪の毛がパサつく→特別なシャンプーやリンス
・乾燥肌→スキンケア商品
・不眠傾向→睡眠に良いサプリメントや眠剤
・疲れやすい→滋養強壮剤
・爪がもろい→ネイル?
・眩暈、立ち眩み→エナジードリンク?
・手足の冷え→冷え性用の寝具や洋服?・サプリメント
どうでしょうか?
意外と上記のような女性って多いと思うんですよね。
そしてその症状一つ一つに合わせて、サプリメントや薬や商品を購入していると思います。
一つ一つはさほどの金額ではなくても合算すると3万4万とかかっている方も多いのではないでしょうか?
では、漢方や中医学ではどうでしょうか?
漢方や中医学では上記の女性の不調の原因は【血虚】である可能性が高いです。
そのため、血を補う『補血薬』を服用するとすべての症状が改善される可能性があります。
これがいわゆる体質改善や根本治療と呼ばれる漢方薬の魅力だと思います。
そのため、服用するものが1つ、もしくはサポート的なものを併せても合計で2種類程度の服用になる事が多いです。
その結果、おおむね漢方薬の相場は2~3万円程度となるのは、実はそこまで高額ではないのかもしれません。
さらに、漢方薬を服用する際には専門家から必ず生活の養生・アドバイスを聞くことが出来ます。
健康について自分で調べる事は良い事ですが、自分の体質などを正確に見極めたうえで、実践できているかというと、これがなかなか難しいものです。
知らず知らずのうちに行っていた不調を招く生活習慣を改めることで、より効果的に体調が改善していくでしょう。
まとめ
これから人間はおおむね100歳まで生きると言われています。
2007年に日本で生まれた人(つまり今、高校生くらい)は二人に一人が107歳まで生きるとも言われています。
そうなってくると、お金も大切ですが、なによりいつまでも健康な心と体でいる事が重要です。
アントニオ猪木さんのお言葉【元気があれば何でもできる!】。
その言葉の深い意味を知れば、心と体を整える漢方薬は決して高くないのかもしれませんよ。