Age is just a number(年齢はただの数字にすぎない)について思う事
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
Age is just a number(年齢はただの数字にすぎない)という言葉をご存知ですか?
主に筋トレ界隈でいわれる言葉ではありますが、何歳になっても努力すれば向上できるよ!みたいなとてもポジティブな言葉です。
しかし、この言葉、ちょっと注意が必要だな、と思います。
人間をはじめとする動物はこの世に誕生し、成長し、ある時点をピークを迎えて、衰え、死んでいきます。
これはあらゆる生命の自然な流れであり、人間だけが特別というものではありません。
事実、成長ホルモンは男女ともに10代にピークを迎え20代以降は減少の一途をたどります。
すなわち、人間の身体的な成長は10代~20歳前半でほぼ完成されるということです。
中医学の世界でも男性は8の倍数、女性は7の倍数で変化すると考えられています。
男性の精のピークは32歳、女性は28歳となり、それ以降は下降の一途となります。
『Age is just a number』というのは現実的な言葉ではない、ということです。
ではこの言葉をどの様にとらえればいいのか…、私はこの言葉を逆説的にとらえてみました。
それはゲーテの名言『He who moves not forward, goes backward.』ではないか、と。
この言葉は直訳すると『前進しようとしない人は、後退する』という意味です。
つまり、成長意欲をなくした途端に人はどんどんと後退していくから、いつまでも成長意欲を持とう、という意味なのかな?と。
その意識を持っても現実的に成長は見込めないかもしれない、でも、
後退するスピードを遅らせることはできるかもしれません。
その程度の感覚で『Age is just a number』という言葉と向き合うと少し気が楽になりませんか?
私も41歳になりました。
筋トレをしても重量が伸びることも難しくなりましたし、疲労感が取れにくくなってきたようにも感じます。
だからと言って【もういいや、筋トレなんて止めよう】となれば坂から転げ落ちるように老化を加速させてしまいます。
頑張り過ぎない、でも、頑張る、その微妙なバランスを求められる年頃なのかな?と思う今日この頃です。
みなさんもぜひ、頑張り過ぎない程度に頑張る、意識してみてくださいね。