漢方養生 陽気な時間は陽気に過ごす
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
夏は暑い!そんなことは分かっていますが、ここ最近の暑さは僕の知っている夏とは違うようです。
夏生まれ、夏大好きな僕でさえなんだか今年の夏は嫌いになりそうです。
こうも暑いと運動することも危険なのですが、とはいえ3か月近くを「全く運動しない」というのも良くないですよね。
そこで私がお勧めしているのが「朝活」です。
当店にご来店いただいているお客様にはよく話すのですが、僕は毎朝4時50分に起床して、サプリや軽食をとった後に朝6時から24時間営業のジムで1時間ちょっと筋トレなどをしています。
最近は朝から暑いですが、日中よりはまだましですし、ジムの中は空調が効いているので快適です。
さて、ここで漢方らしくタイトルに事について書いていこうと思います。
漢方や中医学には陰陽学説という有名な考え方があります。
これは「この世のものは全て陰と陽に分けられる」という考え方です。
具体的には
陽→明るい、暑い、行動、上昇、太陽、昼、軽い、男
陰→暗い、寒い、静止、下降、月、夜、重い、女
という具合です。
1日を陰陽に分けて考えると
太陽が昇っている時間は陽で、特に正午は陽のピークです。
そこから陽がだんだんと低下して陰が伸びてきて、真夜中が陰のピークになります。
人が健康的に生きるためにはこの陰陽のリズムに逆らわないことが重要です。
分かりやすく書けば
太陽が出てから日中は活動をして、太陽が沈んでから翌日の太陽が昇るまでは休息をとる
ということです。
これは現代科学においても「概日リズム」といわれていますね。
僕らも人間である以前に動物なので太陽のリズムに少なからず影響を受けています。
それに反する生き方をすると病気になりやすくなります。
陽の時間には陽な過ごし方を。
陰の時間には陰の過ごし方を。
そういう意味でも、夏は陽の時間が長いため、朝の陽の時間を利用して運動することは体と心のリズムを整える意味でもとても大切な事です。
朝活なんて無理!
と決めずに、まずは少しずつ早起きして行動してみましょう。
朝から元気が溢れて1日が充実しますよー。