寒くなってきたからこそ血流を見直そう
こんにちわ、天明堂薬局の中山です
朝晩の冷え込みが強くなり本格的な冬の訪れを感じます。
さて、寒くなるとやはり気になるのが『冷え性』ではないでしょうか?
この『冷え性』を改善するうえでどうしても外せないのが『血行不良』です。
そもそも血は全身をくまなく巡りながら栄養を細胞に与え、温める働きを持ちます。
そのため血行不良になると体の組織に栄養が行きにくくなりばかりでなく、血流が悪い場所は冷える傾向にあります。
冬は単純に気温の低下により体が冷えるということもありますが、それ以上に寒くなることで運動する機会が減り、
その結果、筋肉運動が減るため血流の悪化、そして冷えにつながると考えられます。
冬は秋以上に血流を良くすることに重点を置く必要があります。
中医学では血行不良の状態を『瘀血』と呼び、ひとつの病態と考えます。
そのため、瘀血を改善する活血化瘀薬は様々な種類が開発されていてます。
漢方薬は長く飲まないと効果がない、そんなイメージを持たれている方も多いですが、活血化瘀薬は服用すると体が温まる感じがしやすいため、
体質改善目的でも、頓服的でも服用が可能です。
寒くなる冬だからこそ、血の巡りを良くする漢方薬を飲み、体も心もほぐれた生活をしていきたいですね。