血肉有情 効果的な動物系生薬
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は漢方の言葉【血肉有情(けつにくゆうじょう)】について少し書いてみたいと思います。
血肉有情とは簡単に書いてしまえば、【動物系生薬は効果が高い】という意味です。
漢方生薬と聞くと葉や根、茎や皮などをイメージする方も多いと思いますが、実は鹿の角や亀の甲羅、大ヤモリやサソリまでも生薬として利用されることが多いです。
それら動物系の生薬は植物系の生薬よりも効果が高い傾向があります。
特に補血や補気を目的としたものや、補腎(生殖能力や老化予防)などを期待する場合は植物系よりも動物系の生薬が入っているほうがより効果的です。
妊活や老化からくる不調を改善する場合は、動物系生薬が入っている漢方薬を優先的に選ぶことをお勧めします。
しかし、動物系生薬は植物系よりも総じて少しお値段が高い傾向があります。
効果は高いが費用も少し高め、というのがネックに感じる場合もあります。
体質改善はある程度長期的な服用が必要なため、動物系生薬だと予算的にちょっと厳しいなぁ…という場合は、無理せず植物系生薬を中心とした漢方薬を服用しても良いと思います。
この辺りも漢方相談時に遠慮なくご相談ください。
毎日の生活に漢方薬を!
体と心が元気になれば、毎日も楽しくなり、人生もきっと豊かになりますよ(^^♪