漢方薬を飲むのは食前・食間じゃなくても良い場合があります

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今日は漢方薬の服用によくある『食前・食間』について書いてみたいと思います。

まず、一般的には漢方薬は食前・食間の服用が一番お勧めです。
これは漢方薬の吸収が良く効果が高まりやすいからです。

しかし、これが当てはまらないこともあります。

例えば、胃腸の弱い人が空腹時に地黄が配合されている漢方薬を飲むと胃もたれや食欲減退を招くことがあります。
この場合は食後の服用をお勧めすることもあります。

他にも消化器系の働きを良くする、特に吐き気を止める目的の漢方薬は『1日3回』の服用回数にこだわらず、少量からスタートするのが良いでしょう。

ちなみに風邪の時に服用されることが多い葛根湯や桂枝湯、麻黄湯などは顆粒を水で服用するよりも、お湯に溶いて服用したほうが処方の意図に沿うのでお勧めです。

間違っても葛根湯をジュースで飲むようなことはしないように”(-“”-)”

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。