心と体が温まる生薬 桂皮の魅力

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

 

今日は生薬の桂皮について書いてみようと思います。

 

桂皮というとあまりなじみがないですが、シナモンと聞くと一気に身近に感じるかもしれません。

 

桂皮の生薬学的な働きとして

①温中補陽

②散寒止痛

③温通経脈

があります。

 

少し難しい言葉ですが、まとめると

お腹を温め、陽気の巡りを良くして寒さを散らす

ということです。

 

シナモンティーが冬に愛されるのも納得ということです。

体を温めることで水分代謝も改善され、おしっこの出が悪い人や浮腫みが強い人にもお勧めです。

 

注意しなくてはならないのは、出血時、妊婦、更年期の火照り症などには絶対に使ってはいけません。

 

そのため、生理中や妊娠中はシナモンティーは飲まないようにしてください。

 

これからますます寒くなっていきます。

 

窓の外を見ながらシナモンティーでホッと一息、そんな休みがあっても良いですね。

 

桂皮は薬局でも比較的安価に変える生薬です。

 

ご興味のある方はぜひお試しください。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。