筋肉のコリ・痛みには血流改善漢方とストレッチを
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
寒くなると筋肉がこわばり血流が悪化することで頭痛や肩こり痛、腰痛に膝関節痛が起こりやすくなります。
漢方では不通則痛という概念があり、流れが悪い場所は痛みを起こす、という考え方です。
そのため、冬になると『痛みの相談』が増えるのは当然のことと言えます。
不通則痛を改善するためには気血の巡りを良くすることが重要です。
気血の巡りと書くと少し難しく感じますが、要するに
リラックスする事&血流を良くする事
が重要ということです。
整体やマッサージなどに通ったことがある人は
『体が固いですね。これでは血流が悪くなって、老廃物が溜まりやすいですよ』
なんて言われたことあるのではないでしょうか?
気血の巡りの悪さから痛みが起こることは、漢方的にも西洋医学的にも共通した考えなのです。
漢方では血の巡りを良くする活血薬が第一選択になります。
活血薬には冠元顆粒や独歩顆粒、桂枝茯苓丸、温経湯など様々な種類がありますが、体質やどの部分の痛みが強いかによって
使い分ける必要があります。
また気の流れと血の流れは比例するので、ストレス過多な生活を送っている人は気の巡りを良くする理気薬も併用すると良いでしょう。
理気薬には加味逍遙散や逍遥顆粒、開気丸などが有名ですが、こちらも体質に応じて使い分ける必要があるので注意が必要です。
そして何より、気血の巡りを良くするのはストレッチです。
ストレッチは気分転換にもなり、血流も改善するので一石二鳥!しかも無料です。
デスクワーカーは必ずストレッチの時間を設けて、それに合わせて漢方を服用するととても効果的です。
これから寒くなり気血の巡りは悪くなります。
ストレッチ&漢方で痛み知らずな秋冬を過ごしていきましょう。