食欲不振時は水分の取り方に注意
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は朝からしっかりとした雨が降っていますね。
涼しい気温に少し喜びつつも、やはり外は青空であってほしいと願ってしまいます。
さて、梅雨が明けてしばらく経ち、暑い日も続いていることもあり食欲の低下を感じるお客様も増えているようです。
夏は陽気が高まります。
陽には上昇の性質があるので、気が下から上へと上昇します。
「食べる」という行為は口からお腹へ食べ物を「降ろす」事なので、陽気の上昇とバッティングしてしまい、「食べる気が無くなる」つまり「食欲不振」を起こしやすくなります。
さらに悪い条件が重なります。
食欲がないとついつい麺類など水分が多く、簡単に食べられる食事を選んでしまったり、暑いからと水分を過剰に摂ってしまう人がいます。
過剰な水分は胃腸機能をさらに低下させるので、注意が必要です。
お腹がポチャポチャと振水音が聞こえたら過剰な水分が溜まっている証拠です。
このような状況の場合、漢方薬では余分な水を排出し胃腸機能を改善するものをよく選びます。
食欲の低下は気の生成の低下につながり、いわゆる夏バテの典型的な原因となります。
夏はまだまだ長そうです。
・お腹を冷やすような飲食を控える事
・散歩やジョギング、筋トレなどを通じて気を巡らせる事
を実践して、ご飯を美味しく食べて気を充実、夏バテしない日々を過ごしましょう!