水分の過剰摂取は漢方における『内生湿邪』を招き下痢の原因になります
今日は夏日!暖かい陽気が気持ちいいですね!
暖かくなってくると、「水分摂らなきゃ!」とこまめに水分補給することも増えますが、
お腹がゴロゴロする、お腹が不快、下痢をしがちの人はちょっと水分の取りすぎかもしれません。
そんな話を今日はブログで書いてみたいと思います。
漢方の世界での胃腸機能は脾胃という言葉で表されます。
食べ物を納め、消化し、体にとって有用な気血水に変換して、全身に送る出発点のような役割があります。
そういう意味では毎日の食事が活動エネルギーになるという現代医学とかなり似ていますね。
しかし、水分を取りすぎると脾胃の働きが悪くなります。
この原因は過剰な水分は(湿)と呼ばれる不要な水分になりがちで、湿は気の流れを妨害し、体のエネルギー(陽気)を
損傷するからです。
脾胃も陽気の低下により、活動力が低下してしまいます。
先ほども書いたように脾胃は食べ物を納め、消化し、体にとって有用な気血水に変換し、全身に運搬するため、
脾胃の働きが悪くなれば
・食べ物を納められない→吐き気、胃部不快感
・消化不良→吐き気
・有用な気血水に変換できず、運搬できない→お腹のゴロゴロやチャポチャポ、下痢
という具合です。
水は大量に飲んだほうが良い!
という意見もありますが、これは水の良さばかりに注目して、水の害について無視した考え方です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
お腹の不調がある人は、水の飲みすぎに注意してくださいね。
もしも、このような症状が気になるのであれば、胃腸の働きを良くし湿を取り除く漢方薬がお勧めです。
湿に勝つ!
そう、有名なあの処方ですね(笑)
胃腸が弱い現代人、水の取り過ぎに注意し、胃腸をケアする漢方薬は毎日を元気に過ごすお守りになるかもしれませんよ!
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