漢方的「二日酔い」解消方法

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

忘年会シーズンですね~、私も最近はあまりありませんが、昔は良く「やらかした」ものです(笑)

そんな若気の至りも懐かしいこの頃ですが、ついついお酒を飲みすぎると二日酔いになる事もありますよね。

今回はそんな『二日酔い』になった時の漢方的解消法を書いてみますね。

ビール・ハイボール・酎ハイなら

お酒にも様々な種類があります。

特に日本人は強いお酒よりもビールやハイボール、酎ハイを好む人が多いようです。

これらのお酒に共通して言えるのは「冷たいものをゴクゴク飲む」ということです。

冷たいものは胃腸の機能を低下させ、水分代謝も低下します。

中にはお腹がポチャポチャと大人がなる人も多いでしょう。

しかし不思議なもので、過剰な水分が停滞しているのに喉が渇くことがあります。

これは先に書いたように水分代謝が悪化しているため、体内に過剰な水が溜まっているにもかかわらず、吸収されないため、喉が渇くという現象です。

このような時に水分を摂ると「水逆」というトラブルが発生し吐いてしまう事もあります。

このような場合は胃を温めつつ働きを良くして、体内に溜まった水を排泄することが大切になります。

「酒を飲んだらたっぷり水を飲め」

は、状況によっては逆効果になる事もあるので注意が必要です。

五苓散や猪苓湯、勝湿顆粒などを温かいお湯に溶かして服用し、翌朝は消化の良いものを食べるか、もしくは朝食は抜いて胃の機能が回復するように過ごしましょう。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。