漢方 『よだれ』で分かる体調不良
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
暑い日々ですが今日も元気にブログを書こう!と気合を入れたところです。
さて、今日のブログのテーマは「よだれ」について。
漢方の世界では「よだれ」の状態も体調判断の一つとなります。
具体例を挙げながらご紹介しますね。
①透明なよだれが大量に出る
このパターンが起きているときは漢方的に脾胃虚寒といわれ、消化器系が冷えている場合が考えられます。
生ものや冷たいものは極力控え、みそ汁や生姜、ニンニクなどを食べると良いでしょう。
②ネバネバしたよだれで口の中が粘る
このパターンは漢方的に脾胃湿熱といわれ、食べ過ぎや香辛料の強い物、油っこい物、消化の悪い物を食べ過ぎた時に起こります。
カレーやラーメン、麻婆豆腐、唐揚げなどをバクバク食べると起こりやすいです。
この場合は食事量を減らし胃腸を休ませ、豆腐、蕎麦、キュウリ、トマト、バナナ、キウイフルーツ、など清熱作用のある食材を食べましょう。
③よだれが垂れてしまう
このパターンは漢方的に脾虚といわれ、食べたものから気血を作る力が弱っているときに起こります。
米や小麦、芋類など脾胃を健康にする食材を消化の良い形で適度に食べましょう。
いかがでしたか?
よだれなんて気にしない人も多いと思いますが、この知識を少し頭の隅に置いておくだけで、よだれの変化に「あれ?」と気付けるかもしれませんよ。
どれも大きな体調不良や病気につながるという事ではありませんが、毎日を健康に元気に過ごすためにも「よだれのちがい」を知っておいていくださいね。