『心』が疲れた時は小麦がお勧め
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
小麦製品好きですか?
パンやパスタなど美味しいものが多いですが、最近では小麦に含まれるグルテンが健康に良くないということで『グルテンフリー食材』も増えてきていますね。
健康に良くないイメージが持たれつつある小麦ですが、今日はそんな小麦の『良いところ』を漢方的視点で書いてみたいと思います。
小麦を漢方的に考えると五臓の中の『心』を元気にする働きがあります。
これは『心気』と呼ばれ、血液の循環以外に精神活動にも関わります。
『心気』が弱くなると不安感、猜疑心、不眠、物事が決められない、驚きやすくなる、などの症状が出やすくなります。
つまり心気が不足するとネガティブ思考で不安を口にしやすく、決断力がなく、怖いニュースなどに必要以上にビクビクする、という特徴が表れます。
小麦はそのような心気を補う働きがあるので、精神的に弱っているときはお勧めと言えるのです。
しかし気をつけないといけないのは『食べる量』です。
先にも書いたように小麦はグルテンを含みますが、グルテンは腸内環境に良くないばかりか、食欲増進効果もあるため、過食しがちです。
特にパンは製造工程で脂質と糖質を多く使うため、小麦が『心』に良いとは言え、食べすぎには注意です。
食べる量を少なくするか、食べる機会を減らすようにしましょう。
精神的に疲れた時に小麦商品でホッと一息。
心のケアに上手に小麦をとってくださいね。