冷えからくる神経痛・関節痛にお勧めの漢方薬膳食材
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は冷えからくる神経痛・関節痛にお勧めの漢方薬膳食材の紹介です。
漢方の世界では寒くなると『寒邪(かんじゃ)』とよばれる邪気が盛んになると考えます。
寒邪とは字のごとく寒さをもたらす邪気ですが、寒邪は気血水の流れを悪くする『凝滞』という特徴があります。
この寒邪の特徴である凝滞が痛みを起こす原因となります。
痛みを起こす原因に
不通即痛
というものがあります。
これは
流れが悪い場所は痛みを起こす
という意味です。
寒くなると冷える部位の気血水が凝滞し、不通則痛を起こすのです。
・クーラーの風に当たり続けると痛みが出る
・冬になると足腰が痛む
・デスクワークで動かないと痛みが出る
というのも不通則痛の良い例です。
そんな寒さからくる痛みを和らげる漢方薬膳食材は寒邪を追いはらうものが多いです。
具体的には
・生姜 ・シナモン ・にんにく ・ネギ ・玉葱 ・羊肉 ・七味唐辛子 ・山椒
などがあります。
比較的スパイシーな食材が目立ちますね。
しかし何より寒さからくる関節痛や神経痛は患部を冷やさず、運動や入浴で気血の巡りを良くすることが重要です。
食事に気をつけつつも防寒をしっかりして屋外で運動することもお忘れなく!