ダイエットのためにしっかり寝ましょう!
昔からダイエットの基本は食事、運動、そして睡眠と言われています。
食事と運動はエネルギーの取り込みと消費に関わるためイメージしやすいですが、睡眠はダイエットにどのように関係しているのか、あまりピンとこない人も多いと思います。
しかし、睡眠はダイエットにとても重要なのです。
【睡眠不足は肥満の元】
結論から書くと睡眠不足は肥満の元です。
睡眠不足の人は肥満になる事を避けることが出来ない、と言っても過言ではありません。
その要因は様々ありますが、まず一つに過食ホルモンであるグレリンが分泌亢進することにあります。さらに満腹を刺激するレプチンは分泌が低下します。過食を促すホルモンが亢進し満腹を感じるホルモンが低下するため、本来であれば満足が行く量の食事をとっても【もうちょっと何か食べたい】という欲求に襲われてしまいます。
さらにこの欲求を増加させてしまうのが、エンドカンナビノイドの存在です。
カンナビスは大麻という意味がありますが、睡眠不足をしている人はエンドカンナビノイドが増加することが分かっています。これもまた食欲を増進させ、間食がやめられない、などを引き起こします。
さらにさらに睡眠不足をしている人は偏桃体と呼ばれる脳の機能が亢進することも分かっています。偏桃体は衝動を司る原始的な脳で、偏桃体が活発になると食欲などの衝動などが抑えられず、さらに味の濃いものを好む傾向になると言われています。
このように睡眠不足を起こしている人は【強烈な食欲、抗えない食欲】に襲われるため、ついつい過食してしまいオーバーカロリーになってしまうのです。
【質の良い睡眠をとり食事をコントロールする】
ダイエットは適正なカロリーコントロールがとても重要ですが、睡眠不足をしていると過食傾向になり、適正なコントロールが難しくなります。
そのため【頑張っているのに結果が出ない】【ついつい食べ過ぎてしまった】など、ダイエットを諦めてしまう要因になるのです。
こういった面からも、質の良い7時間以上の睡眠はダイエットを成功させるうえでとても重要であり、先ほどの【ダイエットの基本は食事・運動・睡眠】が理にかなっていることが分かります。
漢方薬で自然な入眠を
自然な入眠をするためには
・定時就寝、定時起床
・就寝前はゲームやスマホなどブルーライトを見ない
・夕食を食べすぎない
・入眠前90分までに入浴を済ます
・午前中は太陽の光を浴びて散歩など軽めの運動をする
などを意識することが重要ですが、それでもなかなか寝付けない人や、仕事などの影響で難しい人も多いと思います。
不眠症とは言わないまでも入眠が上手くいかない、という場合には漢方薬の重鎮安神薬を使用することをお勧めします。
重鎮安神薬は【脳に過剰に昇った気を降ろす効果】があるため、横になっても脳が興奮して眠れない状態に適しています。
【まとめ】
運動や食事への意識が高いにもかかわらず、睡眠が疎かになっているがためにダイエットが上手くいかない人は多いです。睡眠もダイエット成功の重要な要素です。
日頃から睡眠時間が短い人や睡眠に難がある人はこの機会に睡眠を見直してみましょう。
そうすることで食事コントロールが上手くいき、ダイエットも成功するかもしれません。