秋になって大便が固い人へ 原因とお勧め食材
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
11月に入り秋も深まりを感じますね。
朝、中央公園をランニングしていると枯れ葉のいい匂いと黄金色の木々がとても爽快な気持ちにさせてくれます。
暑さと寒さのちょうど中間点、何をするにも良い季節かもしれませんね。
さて、秋になると便秘になる人が増えてきます。
今回のブログではその原因を皆さんと共有し、お勧めの食材についても書いてみたいと思います。
秋は『燥邪』の季節
日本には四季があり、その季節ごとに特徴があります。
秋はその中でも乾燥によるトラブル、つまり『燥邪(そうじゃ)』による体調不良が目立つようになります。
五臓の中でも肺は燥邪に侵されやすく、秋口になると肺(呼吸器系)のトラブルが目立つようになります。
咳をしたり、痰が絡んだり、息苦しさを感じたり…
皆さんも少なからず症状が出ているかもしれません。
今回のテーマである大便の硬さの原因もこの燥邪によるものが多いです。
先ほども書いたように燥邪は肺を乾燥させますが、肺は大腸と臓腑の関係(密接な関係がある、というイメージでOK)にあります。
そのため、肺が乾燥すると大腸も乾燥しやすくなり、大便が乾燥しやすくなるため、コロコロの大便が出やすくなるのです。
また、腸内が乾燥するため便の動きが悪くなることも原因の一つとして挙げられます。
最近どうも排便が上手くいかない…
そんな人は秋の季節的影響を受けていると考えても良いでしょう。
秋の乾燥にお勧めの食材
燥邪が肺を犯すことが原因であるならば、食養生としては体を潤わしてくれるような食材を食べるのがポイントです。
その代表例として挙げられるのが…
ほうれん草・小松菜・白菜・大根・トマト・キュウリ・レンコン・サトイモ・豚肉・牛乳・豆乳
になります。
こうしてみると
・白菜と豚肉の豆乳鍋
は、まさに最高の『潤い補給鍋』と言えますね。
さらに肺の働きを良くする食材…
ネギ・タマネギ・紫蘇・柚子
などを併せるとより良いでしょう。
どれも鍋の具にしたり、薬味にしやすいですよね。
料理するのはちょっと苦手…、という方は就寝前に牛乳を飲むのも良いと思います。
まとめ
秋は乾燥の季節!だからこそ潤いを補給できる食材を意識的に食べてくださいね!
ちなみにたばこ・酒・不眠・香辛料の取り過ぎは潤いを失いやすくします!
十分に気を付けてくださいねー!