今の季節にも板藍茶・板藍のど飴

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

お盆休みの土曜日、宇都宮は37℃の予想ですね。
お盆の疲れを回復するにはなかなか厳しい暑さですが、皆さんはお疲れが残っていませんか?

さて、お盆のニュースに隠れて実はコロナが流行中なのをご存知でしょうか?
免疫力の低下やマスク無しの生活、イベントの復活など感染症が拡大しやすい条件が整っているのも原因かもしれません。

手洗い・うがい、室内換気、十分な睡眠などを心がけてくださいね。

扶正袪邪(ふせいきょじゃ)という考え方

漢方の世界には、免疫力や防御力を高めるとともにウィルスなどから体を守る考え方として扶正袪邪というものがあります。

扶正とは日頃から免疫力に近い正気(せいき)を養うという意味です。
袪邪とは邪気(ウィルスなど)に侵されたら早めに取り除くという意味です。

扶征は気の一種なので、まさにエネルギーです。
気が不足している人は疲れやすく、お腹も弱くなりがち、メンタルも活動的ではありません。
お盆疲れが残っている人はもしかしたら気の不足である気虚になっているかもしれません。
心当たりがある人は衛益顆粒や補中益気湯、麦味参顆粒など気を補う漢方薬を服用して正気を補い、邪気に負けない体作りをしましょう!

袪邪はウィルスなどにうっかり侵されてしまったときに、いかに早く対処するかが大切です。
邪気の種類にもよりますが、発熱、喉の痛みなど炎症が目立つものは風熱邪の可能性が高いです。
この場合は風熱邪にお勧めの生薬を服用することが大切です。

ここ最近、板藍のど飴や板藍茶の購入者が急増しているのも、ちょっと納得という感じがしますね。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。