ストレス過多の冷え性は温めるだけじゃダメ


こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

グッと冷え込んできましたが皆さん冷え性大丈夫ですか?

冷え性対策には様々なものがありますが、単純に温めれば良い、というものでもありません。

漢方の世界には冷え性の原因の一つとして陽気鬱阻(ようきうつそ)というものがあります。

難しい言葉ですが、簡単に書けばストレスなどで気の流れが悪くなると温かい気が回らない、という意味です。

このタイプの人の特徴は
・体の中心は温かいが手足が冷たい
・イライラが強い
・冷たいものを飲みたくなる
・お腹の張りや腹痛がある

などです。

いわゆる精神的にも肉体的にも緊張が目立つタイプと言えますね。

このタイプの人は体を温める力が弱いわけではなく、気の巡りが悪いだけなので、安易に温めてしまうとイライラや口の渇きが強くなることもあります。

この場合は四逆散や逍遥散のような気の巡りを安定させる漢方薬が良い場合もあります。

冷え性と一口に言ってもその解決方法は様々あるため、自分の体質に合った解決策をとることが重要です。
今週末から最低気温も‐3度、‐4度なんて日も出てくるみたいです。
早めに対策して、少しでも冷えない冬をお過ごしください。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。