尿の出が悪い場合のカギは肺?
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今日は尿の出が悪い場合に重要なのは【肺】だよ、というお話をしたいと思います。
「え?おしっこは腎とか膀胱でしょ?」
と思ったアナタ…、ぜひ最後まで読んでください。
漢方の世界には五臓の肺の働きとして
「通調水道、下輸膀胱」
というものがあります。
これは飲んだ水は脾胃に入り、そこから肺に上昇します。
肺が全身に水を散布して全身を流れた水は膀胱に到達します。
このように肺は全身の水の流れをコントロールしている大切な臓です。
つまり、1回の尿量が少なく頻尿や尿漏れなどがある場合、腎の改善のみならず肺の働きを高める事が重要になります。
肺が弱い人の特徴は
・話し声に力がない
・ちょっとした運動で息切れをする
・喘息
・痰が絡みやすい
・せき込んだだけで尿漏れがある
などの特徴があります。
肺が弱りやすい今の時期こそ肺と腎の強化を
肺は乾いた空気に弱い臓であり、五行学的には冬に弱りやすい腎の親にあたります。
そのため、秋から冬にかけたは肺腎が弱りやすく、咳や頻尿の問題が起こりやすくなります。
夜の頻尿や咳などが続く場合には早め早めに漢方で体質改善すると良いでしょう。