認知症は漢方で防げる?
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
漢方において冬は腎が弱くなる季節と考えます。
漢方における腎は西洋医学における腎臓とは少し意味が違います。
特に大きな違いの一つに
腎は脳に通じる
という考え方です。
漢方の世界では腎が弱くなると脳の働きも悪くなると考えているのです。
また、腎は『人の老化は腎の老化』と呼ばれるほど、老化現象と密接にかかわります。
そういう意味でも、加齢による腎の老化が脳の機能の低下に加担していることは間違いなさそうです。
冬は腎が弱くなる。年を取ると腎が弱くなる。
これすなわち、ご高齢の方にとって冬は特に脳の機能が低下しやすい季節であり、時として若い人から見ると
『ボケた?認知症じゃないか?』
と疑われてしまうこともあります。
それを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?
答えが実にシンプルで腎の弱りを補う『補腎薬』を服用することです。
それ以外にも冬は寒さから血流が悪くなりがちです。
血流を良くする漢方薬を服用することで脳の血流も良くなります。
毎年のようにこの時期は、ボケや認知症のご相談がございます。
しかし、よくよくお話を聞いてみると、漢方では腎が弱っていたり、血流が悪くなっていることが多いです。
すぐに『ボケ』『認知症』と決めつけずに、補腎、活血を試してみると良いでしょう。
頭がスッキリして、寒く暗い冬でもネガティブにならずに過ごせるかもしれませんよ(^_-)-☆