自律神経を整えるなら『動物らしさ』を大切に

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

来週はいよいよジェットコースターのような気温になりますね!
三寒四温とはよく言ったものですが、このような寒暖差は自律神経を乱す原因となり、古来より春先は不安定な季節と言われています。

自律神経の乱れは現代病の多くにつながりますが、具体的にどうしたらいいのか?となると、意外と知らない人も多いと思います。

今日のブログは自律神経を整えるポイントについて書いてみたいと思います。

動物らしさを大切に

漢方の基礎理論の一つに、陰陽学説があります。
この世のものは全て陰と陽の特徴を持っているという考え方です。

例えば…

 

という具合です。

ちなみに1日を陰陽に分けると、太陽が昇ってから沈むまでが陽、太陽が沈み翌朝太陽が上がるまでが陰となります。

陽の時間は陽を意識する事、陰の時間は陰を意識することが自然な事といえます。

つまり、太陽が昇ってから沈むまでは陽【活動】を意識し、太陽が沈んだら陰【休息】を意識することが大切です。

皆さんの生活はいかがでしょうか?

夜中【陰】にブルーライト【陽】を観ながら楽しい映像を観て【陽】いませんか?
夕食【陰】にご飯をいっぱい食べる【陽】していませんか?
朝【陽】いつまでもゴロゴロとして、布団の中で寝て【陰】いませんか?
朝【陽】ご飯、冷たい飲み物【陰】ゴクゴク飲んでいませんか?
夕食【陰】に辛い物【陽】をバクバク食べていませんか?

どうでしょう?

意外とやってしまいますよね?

このような生活がいわゆる陰陽の乱れを起こし、現代でいうところの自律神経の乱れを引き起こすと考えます。

大切なことは動物のように時計や光に左右されない、自然環境に即した生活リズム、行動、食事をとることが大切なのです。

まとめ

とはいえ、完璧にできる人はほんの一握り。
ましてや、季節の変わり目の春ですから、大なり小なり自律神経は乱れてしまいます。

そんな時に、体を整える漢方薬を思い出してもらいたいと思います。
過剰に陽に傾いているときは陽を抑え陰を増やせばいいし、
過剰に陰に傾いているときは陽を増やし陰を抑えればいいわけです。

漢方が大切にしている【心と体のバランス】をぜひ試してみてくださいね。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。