疲れの基準を持つようにしましょう

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

夏の疲れが出てくるこの頃ですが、皆様お元気でしょうか?
『疲れていても頑張らないといけない』
『疲れているときに頑張れることが大切』
みたいな根性論がいまだにあるわけですが、疲労は中医学において『虚労(きょろう)』と呼び、病の一つと考えてます。
つまり、疲れている状態は健康ではない、ということですね。
今日は『疲れ』との付き合い方について書いてみたいと思います。

なんでもそうですが、目安や基準がない物って、判断があいまいになってしまいます。
疲れについても同じことが言えて、自分の中で
『これができないと疲れているサイン』
『こういう症状が出ると疲れのサイン』
というものがないと、疲れの判断ができず無理をしてしまい、心と体が壊れてしまう事があります。

私の場合は、ジムに行ってダンベルを握った時の感覚が疲れの判断材料になります。
同じ重さのダンベルを握っても普段より重く感じたり、
ダンベルを握った瞬間に『今日はやりたくない』と感じたり。
こういう時はたいてい疲労がたまっているときで、無理をしてトレーニングをしても良いトレーニングができるわけでもなく、ただただ疲労が重なってしまいます。

その場合は、早々にジムを後にして、公園を散歩したり、車中でコーヒーでも飲みながら好きな音楽を聴くようにしてます。
疲れさせない程度に体を動かすことがとても大切なんです。

自分の心や体って、意外と自分が思っている以上に正しく把握することが難しいです。

みなさんもぜひ『疲労の基準』を探してみましょう。
もし、疲労の基準を超えるような日が増えているようでしたら、ぜひ漢方薬を試してみてください。
気を補う『補気薬』などを上手に生活に取り入れると、疲労に負けない毎日が過ごせると思います。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。