暑さによる心臓の負担を漢方で乗り切る
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
ここ最近は少し涼しい日が続きましたが今日は28℃の予想、実に7月上旬並みの暑さになるようです。
急激に暑くなると体調を崩す人も増えてきます。
今回のブログはそんな夏の暑さにより起こりやすい体調不良とお勧めの漢方薬について簡単に書きたいと思います。
中医学において夏は【心】に負担がかかる季節とされています。
心は全身の血液循環の中心的な役割を担っているため、心が弱ると
・頻脈
・息切れ
・不整脈
・動悸
などの症状が目立つようになります。
特に高齢者は心の機能が低下しているだけでなく、体液が減少傾向にもあるため、血液が濃くなり血栓などができるリスクも高まります。
夏の暑さで呼吸が浅くなっていたら、気をつけなくてはいけません。
無理をせずに横になり休むようにしましょう。
このような季節には気と体液を補う漢方薬が重宝されます。
代表的なものとして生脈散(しょうみゃくさん)が挙げられます。
生脈散は人参・麦門冬・五味子の3薬からなる非常にシンプルな処方ですが、気と体液を補い、さらに漏れ出るのを防ぎます。
人参は有名な補気薬なので、疲労感や倦怠感が強い人にも良いですし、スポーツをしている人のパフォーマンス向上にも期待できます。
アクエリアスやポカリスエットに溶かしてこまめに飲むのも良いでしょう。
夏は楽しいイベントも多くワクワクする季節であると同時に、体の疲労が高まる時期でもあります。
漢方薬で気陰を補い、心身ともに健康で過ごし、これからの夏を楽しく過ごしてくださいね♪