中国の先生が思う『日本人の体質的特徴』
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
今回のブログは私がまだ研修生だったころに中国人の中医師との会話で思い出深い内容を書きたいと思います。
中国で医師として働いていた先生が日本に来て働き始めた時、日本人特有の『2つの体質』があることに気がついたそうです。
その2つが
①冷え性の人が多い
②気虚体質の人が多い
特に『気虚体質』は男女ともに多い印象だそうです。
漢方や中医学における気虚とは文字通り『気(エネルギー)が足りない状態』をさします。
そのため、心身ともにエネルギーがなく疲労状態の人が多いのだそうです。
確かに日本人は世界の国々の方と比べると
『おとなしい』『シャイ』『控えめ』
という印象がありますね。
これは決して悪い事ではありませんが、もしかしたら気虚がゆえの
・気持ちが弱い
・気丈に振舞えない
・気配りができない
というのも関係しているのかもしれません。
古代中国では『労則耗気』と呼び、過労からくる気の消耗をなるべく避けたようです。
その点、日本では身を削るほど仕事をする人も多いです。
気が不足すると病気にもなりやすいですし、心のトラブルも起こしやすくなります。
健康で長く楽しい人生を送るためにも休養をとる事、気を補う漢方薬を飲む事を意識してもらいたいと思います。
気を補う漢方薬は多種多様にあるため、体質によって選定するのが一番です。
ぜひ一度、自分の疲労の原因をご相談ください。